子煩悩?

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子煩悩な親は周囲から好感を持たれるものです。 親の育児放棄や虐待など、子どもを巡る環境が悪化しているという指摘があります。痛ましい事件が話題になることもあり、親子関係が問われる時代になりつつあります。また、父親の場合、仕事に追われるあまり家庭を顧みなかったり、子どもの相手をする時間を持てず、親子のつながりが希薄になりつつあることも問題となっています。 そんな傾向もあり、子煩悩な親は好感をもたれる傾向があります。とくに子煩悩な男性は女性から好感をもって見られることも多く、子煩悩を売りにする芸能人なども少なくありません。 もともと、子煩悩とは子どもに過度な愛情を覚え、子育てや教育に異常なまでの熱心さを見せる場合に言います。似たような言葉に「親バカ」がありますが、ニュアンス的にはやや異なるところがあります。 かつて父親像といえば厳格で、愛情と厳しさの両方を持って接するというのが理想的なイメージでした。しかし時代は移り変わり、現在では子煩悩な父親が理想像というイメージで捉えることも多くなっています。 子どもに対して愛情を示し、子育ても熱心に行う。それだけで判断する限りでは理想的な親の姿と言えます。しかし、子煩悩にはいろいろな問題がつきまとってくるというのが現実的なところです。 過剰な愛情は甘やかしと紙一重。過度に甘やかして溺愛すると「親バカ」と言われるようになるのが一般的ですが、そうやって育った子どもはいろいろと問題を抱えてしまうことが多いものです。自己中心的でわがまま、周囲との協調性に欠ける、といった問題です。 それから子どもが嫌がっているにも関わらず過剰に接することで虐待に近いような状況になることもあります。また、過度な干渉によって逆に子どもから避けられてしまうことも少なくありません。 そして大きな問題として指摘できるのは親も子どもに依存する関係になってしまう恐れがあることです。子どもが親離れするのがいやでいつまでたっても甘やかしてしまう。それが子どもの自立を妨げる結果をもたらすのです。親子が互いに依存している「共依存」が一時期話題になったことがありました。 もちろん、親が子どもに愛情を注ぎ、教育に熱心になるのはいいことです。とくに父親不在になりがちな現代社会においては子煩悩は決してマイナスに捉えられるものではありません。しかしそれも常識の範疇において。常識からかけはなれた溺愛は親子双方にとってマイナスとなります。主観的な判断が求められるものだけに、親としては境界線をしっかりと引きたいところです。

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