読字障害とは?

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読字障害というものをご存知でしょうか。 わたしたち現代に住む日本人にとっては文字を読めるというのは当たり前、そして生きていくうえで必要不可欠な状況と言えます。文字は人類が生んだ最大の発明の1つといってもいいでしょう。 しかし、発明によって生まれた障害といえるものがあります。それが読字障害です。 ディスレクシア(Dyslexia)とも呼ばれるこの障害はその名の通り「文字を読むことができない」というものです。失読症、識字障害、難読症などと言われることもあります。 この読字障害の特徴は、一般的な学習能力、知的能力に何ら問題が見られないにも関わらず文字の判読だけができない、意味がわからない、ということです。発見されたのは1884年、ルドルフ・ベルリンという人物の報告によるものでした。その報告では数字の「7」は読めるにも関わらず、言葉の「SEVEN」が読めない子供がいるとなどといったもので、当初こそ極めて珍しいケースと捉えられていましたが、その後の調査で幼少期を中心にかなりの数が存在することが明らかになり、大きな注目を集めたのでした。 読字障害の原因としては、左脳にある文字と意味との間の相関関係を把握する能力に何らかの障害があるのではないか、とも言われていますが明確な原因を掴むには至っていない状況です。遺伝という説もありますが、この辺もまだ研究段階にとどまっています。 この読字障害、イギリスでは人口の10%、日本では5%程度存在していると言われています。とくに英語圏において状況が深刻とされており、ある統計ではアメリカ合衆国においては15%が何らかの形で読字障害を抱えているとさえいわれています。 障害はおもに幼少時、読むのが遅い、精度が低い、言葉の理解が遅いといった症状から明らかになることがほとんどです。また、計算障害やコミュニケーション障害、多動性障害などを伴うこともあるようです。 治療方法は原因が特定できていないこともあって、決定的なものがないというのが現状です。幼少時の場合は教育の積み重ねによって脳神経に刺激を与えるという「治療教育」によって対策がとられます。しかし、状況によっては成人期にまで症状が続くこともあるようです。 読字障害は改善されないままでいると社会適応能力などにも問題が生じることになります。日本人でも人口の5%と、決してひとごとな症状ではありません。あまり耳にする機会のない症状ですが、社会に大きな影響をもたらす障害といってもいいでしょう。

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